People In The Box One Man Tour 2019『Tabula Rasa』のはなし

2019.10.19 People In The Box One Man Tour 2019『Tabula Rasa』@大阪Umeda TRADに行って参りました!


いやもう、素晴らしかった!そりゃあ行く前からきっと素晴らしいやろな〜と思ってたけど、やっぱり素晴らしかったですよ、そりゃあ。
私がPeople In The Boxと出会ったのは、もうかれこれ10年くらい前のことで、もう何きっかけとかは思い出せません。『Frog queen』というアルバムが超欲しい〜!となった覚えがあるので、ベースの福井健太さんが加入したくらいのタイミングだったと思います。
ドラムのダイゴマンこと山口大吾さんの髪も短髪でした。
初めてのライブは、THE NOVEMBERSとの対バンだったのですが、ボーカルの波多野裕文さんの声が出ない!なのでNOVEMBERSの小林さんに歌ってもらおう!という神展開もあり、なかなかのレア体験が味わえました。
声が出ないとはいえ、あの空気感を生で味わうことができたので、かなり満たされたんですけどね。楽しかったなぁ。
もう10年くらい好きで聴いているわけですから、思い入れってのがあるわけですよ。偉そうに語ってしまうのを、許して欲しい。

 

というわけで今回のライブ、本当に素晴らしかったなと思います。
何がって言うと、本当におこがましいのですが、"感情の見せ方"が特に強化されたと感じました。昔から"聞かせ方"には気を使っていらっしゃるな〜と思っていたんですよね。でも少しずつ"見せ方"にも変化がでてきて、最近は音に対しての感情の抑揚をすごく表に出して見せてくれるな~と感じます。それを意識してやってきているのか、はたまた無意識でやってるのか分からないですが。

ピープルってロックバンドなんだなぁと、なんだか改めて感じましたね。抽象的にいうと、エモかった。
アニメED曲提供以降少しずつ変化してきた客層の影響も、あるのかもしれないです。お客さんも、昔より表情が前に出るようになった感じがしますね(感動で、はわわ…と棒立ちになってることが多かった)。いろんな人たちがピープルの音楽を楽しんでいる姿そのものがグワッときたので、私自身、心から楽しめて良かったです。時々、肩身の狭いライブってあるんでね…私だけめっちゃ体揺れるやん…自分だけ泣いてもうてるやん…みたいな……1人だけこうなっちゃうと、やけに孤独感増してしまうので…みんながいて良かったよ…(?)。

 

セットリストについても、アルバム『Tabula Rasa』を中心にみんなが好きな曲ばかりでしょ?!という感じでしたね。全部好き以外の何でもない。
ライブ後、「『スルツェイ』が上位3位以内に入るくらいに好き」と語っている女性がいて、心は分かりみの嵐。永遠に聴けるよね…私が大おばあになっても聴いてると思うわ…。
あとは『もう大丈夫』で泣くというのがライブの定番となりつつある(私だけ)ので、これからも、何度でもいいから泣きたい。


ピープルについては、各CDの私的ヘビロテ曲などをガンガンに語りたい欲求あるので、それは今後、いつかに。

 

 

『木洩れ日、果物、機関車』は体を動かさずにはいられない…楽しかったなぁ~。